なぜ活性化リンパ球療法なのか?

活性化自己リンパ球療法以外の免疫細胞療法は行っていません

白山通りクリニックでは、活性化自己リンパ球療法以外の免疫細胞療法は行っていません。
免疫細胞療法は活性化自己リンパ球療法に始まり、多くの種類の免疫担当細胞を用いた治療が今日では行われるようになりました。他療法と比較を行うことで、白山通りクリニックが活性化自己リンパ球療法をなぜ取り入れているか皆様に少しでもお伝えできればと思います。

樹状細胞療法と活性化自己リンパ球療法

樹状細胞療法は、がん情報(手術により採取したがん細胞の断片等)を記憶させた樹状細胞を体内に戻すことで樹状細胞ががん抗原をTリンパ球に提示し、がんを攻撃するTリンパ球を誘導する療法です。樹状細胞療法は、理論上では、がんを認識するように教育を行うので確実な教育が行えれば効果が期待できる研究段階の療法です。現在では、がん組織に直接樹状細胞を注入すると、効果があることがわかっています。しかしながら、樹状細胞が、効率よくがん細胞に到達できるような工夫が考えられているかが必要となり、かつ確実にがん細胞の特徴を捉えているかの確認が必要となります。現段階では、がんの特徴を確実に認識させることは大変難しいとされています。

樹状細胞療法に使用する細胞は、アフェレーシス(成分採血)により、2時間ほどかけて抽出されます。血液中から大量のリンパ球や単球を体外循環により採取しますので非常に患者様の負担(リスク) が大きいといえます。免疫力を心配される方には不向きといわれています。(効果が無かった場合は免疫力の低下のみ残ります。)

この点、活性化自己リンパ球療法は、1回の採血が20mL~50mLと少量であり、しかも1回の採血で複数回投与することができ、採血による患者さまの負担が少なくてすみます。

樹状細胞療法が有効である可能性は、理論で構築されつつありますが、樹状細胞療法が有効と思われる例では、活性化自己リンパ球療法も有効であると考えています。それは両者ともよく似た活性化が起こっているからです。

活性化自己リンパ球療法は、各種感染症に非常に効果を上げることがわかっています。このことからも活性化自己リンパ球療法が、免疫力を高めていると考えられ、がんに対する抗腫瘍効果が期待できます。

NK細胞療法と活性化自己リンパ球療法

NK細胞療法は、リンパ球の中のNK細胞を活性化してがん細胞を攻撃する免疫療法です。NK細胞はIL-2で活性化しますが、増殖には限界があります。また、NK細胞の増殖速度はT細胞に比べ遅く、がん細胞に対する殺傷力はT細胞の約3分の1になります。最近、少量の血液から活性化培養する方法が開発されいくつかの医療機関で臨床応用されていますが、培養方法やその効果に関する学術的な報告はほとんどなく、その臨床効果は確認されていません。

血液中にあるNK細胞はその特徴から血管壁を通過してがんに到達することが困難であるといわれています。白山通りクリニックで培養されている活性化したTリンパ球は、血管壁を通過してがんに到達することが可能で抗腫瘍効果が期待できます。

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活性化自己リンパ球療法による
白山通りクリニック