提携病院の先生方のお話

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島川 武 講師  東京女子医科大学東医療センター

がん治療と免疫細胞療法

‐ 最先端医療を担う医師たちのがん治療‐
がんの最先端治療を担う医師たちに、今求められるがん治療についてや、活性化自己リンパ球療法の仕組み、今後の展望などを伺いました。
島川 武 講師
東京女子医科大学東医療センター
島川 武 講師 (当クリニック火曜日午後担当医)
がん治療と免疫細胞療法
注目するがん治療

がんに対する治療法には、手術療法、放射線療法、化学療法と3つの治療の選択肢があり、近年、これらの治療法は、機器、製剤、技術などの進歩とともに、根治率、奏効率などが向上してきています。しかし、その反面これらの治療法による効果が患者さん本人の免疫の働きに大きく左右されることが分かってきました。

このため、がん治療において、上記の3大療法と併用する形で治療に用いることができる免疫細胞療法に注目をしています。

私が経験した免疫細胞療法と手術療法、化学療法との併用による治療においても、抗がん剤の処方期間の延長や有害事象の軽減等は、これらの最新の研究を裏付けていると感じています。

私と免疫細胞療法

私が在籍する東京女子医科大学東医療センター外科では、以前より免疫細胞療法の有用性に注目し、取り入れてまいりました。
2002年には、現在の日暮里クリニックの前身でもある東京女子医大付属田端NSKビルクリニックに外科細胞治療部門を開設、自由診療として、開院以前の症例も合計すると現在までに600例以上の投与を経験しています。
治療の多くは進行がんの治療で、手術不能な高度進行がん、あるいは多発転移の再発がん等、他の治療が無効または不可能な例に対し、免疫細胞療法を併用した集学的な治療を実施してまいりました。病期が進行しているケースのため奏効率は良好ではありませんが、腹水の減少、食欲の改善、意欲の向上など多くの症例で経験しました。また、抗がん剤との併用において、その有害事象の軽減効果は、がん治療を行う患者さんにとって非常に有用になったと感じています。

本療法によって、最も効果が期待されるのはがん切除後の再発予防です。
がんは、目に見える腫瘍を完全に切除したとしても、月日の経過によって再発転移してくることも少なくありません。
こういったケースの場合は、原発巣が発見された時点で、微小ながん細胞が遠隔転移を起こしていることが考えられます。このため、近年では、切除後の生存率向上のために、目に見えないがん細胞が体内のどこかに残っていることを想定して、これら微小ながんをたたくために「術後補助化学療法」を行うのが一般的となってきました。我々は、90年代よりこの術後化学療法に免疫細胞療法を併用する取り組みを開始しております。この目的で治療を行うケースは少ないですが、期待通りの効果を維持しています。

免疫細胞療法の今後

免疫細胞療法は、がんに対して、過去の臨床研究で科学的根拠が示された通り、術後再発予防に最も効果ができる治療です。しかし、実際にはそうした症例での施行は少なく、高度進行、あるは再発がんに対してその効果が期待されています。
免疫細胞療法は、体外で活性化、増幅させた免疫細胞を体内に戻し、がん治療の効果を高める治療です。副作用が少なく、がんと闘うための基盤となる免疫の働きに作用する治療法です。
今後も、既存の治療法と免疫細胞療法を組み合わせ、これらの効果を客観的に判断、評価し、患者さんのQOLを維持しつつ、効率よく治療を行えるよう努めていきたいです。

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活性化リンパ球療法によるがん治療
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