夏が来れば・・

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猛烈に暑い夏、と思いきや東京ではここ数日、真夏というより梅雨空を思わせるような天気が続いています。

夏・・特に日本の高温多湿な夏はがん、がん以外にかかわらず病気の方には非常に過酷な季節です。
冬は風邪やインフルエンザなどからくる肺炎、ウイルス性胃腸炎など感染症が大敵でした。夏には夏の感染症はありますが、夏に最も懸念されるのは脱水、及び脱水に伴っておきる症状です。当院にお越しになるがん患者様は過去に手術を受けていたり、過去あるいは現在も抗がん剤の投与を受けている方が殆どです。そのような方々にとって

・脱水からくる腸閉塞
・脱水による腎障害
・冷房の使いすぎ、使わなさすぎ

は本当に大敵です。

昔、市中病院の消化器科に勤務の頃、夏になると極端に腸閉塞の患者さんが増えましたが、殆どがお腹に手術歴のある方々でした。またある夏の日、抗がん剤投与のために入院していた患者さんを外泊させて帰って来たら腎機能の数値が驚くほど悪くなっていて、慌てて抗がん剤を止めたこともあります。また、今年は節電で冷房を控えることによる病気の方や高齢者の熱中症が懸念されていますが、がん患者さんはやはり普通の人より末梢(手足や肩腰)の循環が悪く、依然冷房の使いすぎには十分気をつける必要があると思います。

近年では手術後の抗がん剤治療などを外来治療で行うことが多く、がん患者さんが暑い所を行き来して治療を受けている事例が多くなりました。外来治療はご自身の体調管理はご自身に委ねられる部分が非常に多いと思います。適度にこまめに水分摂取して脱水を防ぎ、冷房は適度に使い、暑い夏を乗り切って頂きたいと思います。

免疫療法について

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